【基礎 英語】モジュール11:不定詞の機能と用法

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目次

検証を行い、プロンプトと補正書に基づいて精密に出力いたします。


Web基礎体系 英語 演習編

モジュール11:不定詞の機能と用法


冒頭概要文

不定詞の理解は、大学入試英語において読解・文法・英作文の全分野で合否を分ける決定的な能力となる。早慶上智や旧帝大といった最難関大学では、不定詞の用法を単に暗記しているだけでは対応できない、原理的理解に基づいた構造分析能力と、文脈に応じた論理的判断力が問われる。長文読解では、複数の不定詞句が入れ子構造を形成した複雑な一文の統語的境界を正確に判定し、各不定詞が担う意味的・論理的機能を瞬時に把握する能力が要求される。文法問題では、不定詞と動名詞の意味的対立を文脈から判断させる問題や、完了形・受動態の不定詞が関わる時制・態の整合性を問う問題が頻出する。英作文では、日本語の論理関係を、冗長な接続詞に頼らず不定詞を用いて簡潔かつ正確に表現する運用能力が評価の対象となる。本演習では、講義編で習得した統語・意味・語用・談話の各層にわたる原理的知識を、入試実戦レベルの問題に応用し、制限時間内に正確かつ効率的に解答を導き出すための思考プロセスを確立する。


入試での出題分析

出題形式と難易度

項目評価
難易度★★★★★ 発展
分量多い
構文の複雑性極めて高い
文脈依存度高い
論理的思考の要求極めて高い

頻出パターン

早慶・難関私大

複雑な入れ子構造の分析として、長文中の三層以上の入れ子構造を持つ不定詞句の統語的役割と意味関係を正確に把握させる問題が出題される。不定詞と動名詞の選択では、remember、forget、try、stopなどの動詞を含む文脈で、空所補充や正誤判定を通じて、意味の違いに基づいた適切な形式を選択させる問題が頻出する。完了形・受動態不定詞については、推量・伝聞の構文と完了形・受動態が組み合わされた文の正確な時制・態の解釈を問う問題が見られる。

東大・京大・旧帝大

論理関係の表現として、因果関係を不定詞を用いて論理的に表現する能力を試す和文英訳・自由英作文が出題される。意味上の主語の解釈では、主語制御・目的語制御構文やfor/of構文における不定詞の動作主体を正確に特定し、自然な日本語に訳出させる問題が頻出する。下線部説明では、不定詞句が文中で果たしている具体的な役割や指示する内容を日本語で説明させる問題が出題される。

差がつくポイント

構造分析の精度として、複雑な修飾関係を持つ不定詞句の境界を正確に判定し、統語的根拠に基づいて機能を判断できるかが問われる。意味上の主語の特定では、promise(主語制御)とpersuade(目的語制御)の違いを原理的に理解し、省略された意味上の主語を動詞の意味的特性から正確に推定できるかが重要となる。時制・態の複合分析については、完了受動態の不定詞を「先行」と「受動」の二つの意味特徴に分解し、主節の時制との相対的な時間関係を正確に再構築できるかが差をつけるポイントである。


演習問題

試験時間:60分 満点:100点


第1問(25点)

次の英文を読み、後の設問に答えよ。

The corporation’s decision 【a】to commission an independent investigation to determine the root causes of the catastrophic system failure【a】 was widely seen as an attempt 【b】to restore public confidence【b】. However, some critics immediately questioned the investigation’s legitimacy, pointing to the lead investigator, who was known 【c】to have maintained close professional ties with the corporation’s executives for over a decade【c】. This fact alone seemed 【d】to make it difficult for the investigation to be perceived as truly impartial【d】. The final report, when it was eventually released, was so dense and filled with technical jargon as 【e】to be virtually unintelligible to the general public【e】, which only served 【f】to deepen the already pervasive suspicion【f】.

設問1(10点)
下線部【a】の不定詞句は、複層の入れ子構造になっている。各層の不定詞の用法(名詞的・形容詞的・副詞的)を、それが修飾または機能する対象を明示しながら説明せよ。

設問2(5点)
下線部【c】で、単純形のto maintainではなく、完了形のto have maintainedが使われている理由を、主節の動詞was knownとの時間的関係から説明せよ。

設問3(5点)
下線部【d】の文には、形式目的語itが用いられている。このitが指す内容(真目的語)を明らかにし、なぜこの構文が使われるのかを説明せよ。

設問4(5点)
下線部【e】と【f】の不定詞は、どちらも「結果」を表しているが、そのニュアンスには違いがある。それぞれの不定詞がどのような因果関係を示しているか、構文の特徴と関連づけて説明せよ。


第2問(25点)

次の(1)〜(5)の各組の文がほぼ同じ意味になるように、空所に最も適切な語を1語ずつ入れよ。

(1)
(a) The witness claimed that she had seen the suspect leave the building.
(b) The witness claimed (  ) (  ) (  ) the suspect leave the building.

(2)
(a) It was careless of him to make such a fundamental mistake.
(b) He was careless (  ) (  ) such a fundamental mistake.

(3)
(a) The problem was so complex that we could not find a solution.
(b) The problem was (  ) complex (  ) us to find a solution.

(4)
(a) In order to understand the author’s argument, you must read the entire book.
(b) (  ) (  ) the author’s argument, you must read the entire book.

(5)
(a) He stopped driving because he wanted to answer his phone.
(b) He stopped driving (  ) (  ) his phone.


第3問(25点)

次の日本文の意味を、不定詞を用いて英語で表現せよ。

(1) 彼は、そのような危険な計画に同意するよう私を説得しようとしたが、無駄だった。

(2) その科学者が、何年にもわたる地道な研究の末に、ついに画期的な発見をしたと聞いたとき、私たちはとても喜んだ。

(3) その会社の決定は、短期的な利益を追求するために、長期的な環境リスクを無視するという、極めて近視眼的なものであったと言わざるを得ない。

(4) 彼女は、試験に合格するために必死に勉強したが、結局失敗した。この経験から、彼女は単なる暗記の限界を学んだ。

(5) 彼が、自分が引き起こした損害の責任を取ることを拒否するとは、無責任の極みだ。


第4問(25点)

次の英文の論理構造について、後の設問に答えよ。

The primary objective of modern cognitive science is 【A】to understand the underlying mechanisms of the human mind【A】. To achieve this ambitious goal, researchers from diverse fields such as psychology, neuroscience, linguistics, and artificial intelligence have been collaborating 【B】to develop computational models that can simulate human cognitive processes【B】. These models are not merely intended 【C】to mimic human behavior【C】; rather, they are designed 【D】to provide a theoretically rigorous framework for generating testable hypotheses【D】. For a model to be considered successful, it must not only replicate the results of psychological experiments but also be neurologically plausible. 【E】To put it another way【E】, the model’s architecture must be consistent with what is known about the structure of the human brain. This dual requirement makes the endeavor extraordinarily challenging, yet it is precisely this challenge that promises 【F】to yield a truly deep understanding of what it means to be human【F】.

設問1(15点)
文中【A】〜【F】の下線部の不定詞句について、それぞれの用法(名詞的・形容詞的・副詞的)と、文中で果たしている具体的な役割を簡潔に説明せよ。

設問2(10点)
この文章全体の論理構造は、「目標設定→手段→目標の再定義→成功の条件→言い換え→結論」という流れになっている。この流れの中で、不定詞句【B】、【D】、【E】、【F】が、それぞれ前の文脈とどのように論理的に接続し、議論の展開に貢献しているかを説明せよ。


解答・解説


難易度構成

難易度配点大問
Standard30点第2問、第1問 設問2
Advanced45点第1問 設問1・3・4、第3問 (1)(2)(5)
Applied25点第3問 (3)(4)、第4問

結果の活用

得点判定推奨アクション
80点以上A不定詞の原理的理解と応用力は極めて高いレベルにある。次のモジュールに進んで問題ない。
60-79点B優れた理解力を示しているが、特定の複雑な構文で失点が見られる。講義編の該当箇所を復習し、思考プロセスを再確認すること。
40-59点C基本的な用法の理解はできているが、応用力に課題がある。特に第3問、第4問で失点が多い場合、意味層・談話層の講義を重点的に復習し、論理関係の把握能力を強化する必要がある。
40点未満D原理的な理解が不十分な可能性が高い。講義編全体を再読し、特に統語層と意味層の基本原則を確実に身につけること。

第1問 解答・解説

【戦略的情報】

項目内容
出題意図複雑な修飾関係を持つ不定詞句の構造分析能力と、完了形・形式目的語・結果構文といった高度な文法事項の正確な理解度を問う
難易度Advanced/Applied
目標解答時間15分

【思考プロセス】

状況設定

第1問は長文中の不定詞の構造分析問題である。設問1では入れ子構造の分解、設問2では完了形の時間関係、設問3では形式目的語構文、設問4では結果を表す不定詞のニュアンスの違いが問われている。いずれも講義で学んだ原理を正確に適用する必要がある。

レベル1:初動判断

まず各下線部の不定詞の形式を確認する。【a】はto commission … to determine …という入れ子構造、【c】はto have maintainedという完了形、【d】はmake it difficult … to be perceivedという形式目的語構文、【e】【f】は結果を表す構文である。

レベル2:情報の取捨選択

設問1では、decision to commissionが形容詞的用法、to determineが目的を示す副詞的用法という階層構造を見抜く必要がある。設問2ではwas knownという過去時制を基準点として、それより前の継続的関係を表すために完了形が使われていることを説明する。

レベル3:解答構築

各設問について、講義で学んだ原理に基づいて論理的に解答を構築する。特に設問4では、so … as to doとonly served to doの構文的・意味的な違いを明確に区別する。

判断手順ログ

手順1として各下線部の不定詞の形式を識別し、手順2として統語的位置と機能を確認する。手順3として主節との時間的・論理的関係を分析し、手順4として講義で学んだ原理に基づいて解答を作成する。

【解答】

設問1

第1層のto commission an independent investigation …は形容詞的用法であり、名詞decisionの内容を具体的に説明している(同格的修飾)。「独立した調査を依頼するという決定」という意味関係を形成する。

第2層のto determine the root causes …は副詞的用法であり、an independent investigationを修飾し、「なぜ調査を依頼したか」「何のための調査か」という目的を示している。あるいは、investigation to determineという構造として、investigationを修飾する形容詞的用法とも分析できる。

設問2

was known(知られていた)という過去の時点を基準として、to have maintained(維持していた)という行為が、それよりも「前」からその時点まで継続していた先行関係を示すため。単純形to maintainを使うと、知られていた時点と維持していた時点が同時であることを意味し、「10年以上にわたって」という継続的な関係を表現できなくなる。

設問3

itが指す内容(真目的語)は、for the investigation to be perceived as truly impartialという不定詞句全体である。

構文が使われる理由は、英語では目的語が長くなることを避け、文の構造を安定させるために、一旦形式的なitを置き、真の目的語を文末に移動させる傾向があるためである。make O C(OをCの状態にする)の構造において、Oが長い不定詞句の場合、この形式目的語構文が用いられる。

設問4

下線部【e】はso … as to do構文であり、原因・程度(非常に専門用語が多く難解である)が引き起こした必然的な「結果」(一般人には理解不能)を示している。報告書の性質が原因となって、理解不能という結果が導かれるという因果関係である。

下線部【f】はserved to doの構文であり、主節の行為(難解な報告書の公開)が、意図せず、あるいは期待とは裏腹に、ある「結果」(疑惑を深める)をもたらしたことを示す。onlyが加わることで、「〜するだけの役にしか立たなかった」「かえって〜する結果となった」という逆説的・皮肉なニュアンスが強調されている。

【解答のポイント】

正解の論拠として、設問1では入れ子構造を外側から順に分解し、各層の統語的機能を特定する。設問2では完了形不定詞の「先行関係」という原理を適用する。設問3では形式目的語構文の構造と機能を説明する。設問4では結果構文の構文的特徴とニュアンスの違いを区別する。

誤答の論拠として、設問1で入れ子構造の階層を誤って分析する、設問2で時間関係を「同時」と誤解する、設問3でitの指示内容を誤って特定する、設問4で両者の結果構文を同一視してしまう、などが典型的な誤答パターンである。

【再現性チェック】

この解法が有効な条件として、複雑な不定詞句を含む文において、統語的位置と機能から用法を識別し、主節との時間的・論理的関係を分析する問題全般に適用可能である。

【参照】

[M11-統語] └ 不定詞の三用法の識別と入れ子構造の分析

[M11-意味] └ 完了形不定詞の先行関係と時間的分析


第2問 解答・解説

【戦略的情報】

項目内容
出題意図不定詞・動名詞を含む基本的な重要構文の知識と、それらを書き換える能力を問う
難易度Standard
目標解答時間10分

【思考プロセス】

状況設定

書き換え問題では、元の文と書き換え後の文の構造的・意味的対応関係を正確に把握する必要がある。各問題で要求される構文知識を特定し、適切な形式を選択する。

レベル1:初動判断

(1)はclaimed that she had seenをclaim to have doneへ、(2)はIt was … of himをHe was … to doへ、(3)はso … that ~ cannotをtoo … for ~ to doへ、(4)はIn order toをTo doへ、(5)は目的を表す副詞的用法への書き換えである。

レベル2:情報の取捨選択

(1)ではthat節内の過去完了を完了形不定詞で表現する。(2)ではof構文からto構文への変換で、評価対象が行為者であることを維持する。(3)では意味上の主語をforで示す。

判断手順ログ

手順1として元の文の構造を分析し、手順2として書き換え後の構文パターンを特定する。手順3として時制・態・意味上の主語の対応を確認し、手順4として適切な語を選択して空所を埋める。

【解答】

(1) (to) (have) (seen)

(2) (to) (make)

(3) (too) (for)

(4) (To) (understand)

(5) (to) (answer)

【解答のポイント】

正解の論拠として、(1)はclaim to have doneの構文で、claimedよりseenが先行するので完了形となる。(2)はIt was careless of him to doをHe was careless to doへ書き換える典型パターンである。(3)はso … that ~ cannotをtoo … for ~ to doへ書き換える定型である。(4)はIn order toを目的の不定詞To doへ簡略化する。(5)は「〜するために」という目的をto doで表現する。

誤答の論拠として、(1)で単純形to seeを選ぶ、(3)でforを落とす、(5)で動名詞answeringを選ぶ、などが典型的な誤答である。

【再現性チェック】

この解法が有効な条件として、不定詞を含む構文の書き換え問題全般に適用可能である。特に時制の対応と意味上の主語の処理に注意が必要となる。

【参照】

[M11-意味] └ 完了形不定詞の先行関係

[M11-統語] └ 意味上の主語のfor/of構文


第3問 解答・解説

【戦略的情報】

項目内容
出題意図日本語の文脈や論理関係を正確に読み取り、それを不定詞を用いた適切な英語構文で表現する高度な英作文能力を問う
難易度Advanced/Applied
目標解答時間20分

【思考プロセス】

状況設定

和文英訳では、日本語の論理関係を正確に把握し、それを適切な英語構文で表現する必要がある。不定詞の様々な用法(目的、結果、感情の原因、判断の根拠など)を使い分ける。

レベル1:初動判断

(1)は目的語制御構文persuade O to do、(2)は感情の原因を表す不定詞、(3)は判断の根拠を表す不定詞、(4)は逆説的結果のonly to do、(5)は判断の根拠を表す形式主語構文である。

レベル2:情報の取捨選択

各文の核となる論理関係を特定し、それを表現するのに最適な不定詞構文を選択する。(1)の「無駄だった」はin vain、(4)の「結局失敗した」はonly to failで表現する。

判断手順ログ

手順1として日本語の論理関係を分析し、手順2として適切な不定詞構文を選択する。手順3として時制・態・意味上の主語を確定し、手順4として文法的に正確な英文を構築する。

【解答】

(1) He tried in vain to persuade me to agree to such a dangerous plan.

(2) We were very pleased to hear that the scientist had finally made a breakthrough discovery after years of painstaking research.

(3) I cannot help but say that the company’s decision was extremely short-sighted, to ignore long-term environmental risks in order to pursue short-term profits.

(4) She studied hard to pass the exam, only to fail in the end. From this experience, she learned the limits of mere memorization.

(5) It is the height of irresponsibility for him to refuse to take responsibility for the damage he has caused.

【解答のポイント】

正解の論拠として、(1)はpersuade O to doの目的語制御構文とtried in vain to doの組み合わせである。(2)はbe pleased to doで感情の原因を表す。(3)は判断の根拠を示す不定詞を用いる。(4)はonly to doで逆説的結果を表現する。(5)はIt is … for X to doの形式主語構文で判断の根拠を示す。

誤答の論拠として、(1)でpersuadeの目的語制御を誤る、(2)で時制の対応を誤る、(4)でonly to doを使わない、(5)で形式主語構文を使わない、などが典型的な誤答である。

【再現性チェック】

この解法が有効な条件として、日本語の論理関係を不定詞で表現する和文英訳問題全般に適用可能である。特に目的、結果、原因、判断の根拠の区別が重要となる。

【参照】

[M11-統語] └ 目的語制御構文と意味上の主語

[M11-意味] └ 不定詞と動名詞の意味的対立


第4問 解答・解説

【戦略的情報】

項目内容
出題意図論説文における不定詞の多様な機能を、談話レベルで統合的に理解しているかを問う
難易度Applied
目標解答時間15分

【思考プロセス】

状況設定

第4問は談話レベルでの不定詞の機能分析問題である。設問1では各不定詞の用法と役割を特定し、設問2では文章全体の論理構造における不定詞の貢献を分析する。

レベル1:初動判断

【A】は補語、【B】は目的、【C】【D】はbe intended/designed to doの構造、【E】は独立不定詞、【F】は形容詞的用法である。これらが「目標→手段→再定義→条件→言い換え→結論」という流れの中でどう機能するかを分析する。

レベル2:情報の取捨選択

設問2では、【B】が目標達成の「手段」を導入、【D】が目標の「再定義」を行い、【E】が「言い換え」の標識として機能、【F】が最終的な「結論・展望」を示すという論理的役割を明確にする。

判断手順ログ

手順1として各不定詞の統語的位置と用法を特定し、手順2として文章全体の論理構造を把握する。手順3として各不定詞が論理構造のどの部分を担っているかを分析し、手順4として前後の文脈との論理的接続を説明する。

【解答】

設問1

【A】は名詞的用法であり、be動詞isの補語として機能している。「目的は〜することである」と主語の内容を説明している。

【B】は副詞的用法であり、動詞collaboratingを修飾し、「なぜ協力しているか」という目的を示している。

【C】は名詞的用法であり、動詞intendedの目的語として機能している。be intended to do(〜することを意図される)の構造である。

【D】は名詞的用法であり、動詞designedの目的語として機能している。be designed to do(〜するために設計される)の構造である。

【E】は副詞的用法であり、文全体を修飾する独立不定詞である。「言い換えれば」と、前文の内容を別の言葉で説明する際の標識として機能している。

【F】は形容詞的用法であり、名詞challengeを修飾している。「〜という挑戦」「〜することを約束する挑戦」と、挑戦の具体的内容を説明している。

設問2

【B】について、To achieve this ambitious goal(【A】で設定された目標)という目的を示すことで、「手段」(共同研究)を導入している。前文で目標が設定され、それを達成するための具体的行動が【B】によって論理的に接続されている。

【D】について、rather(そうではなく)という語と共に、モデルの真の「目的を再定義」している。【C】の「模倣」という表面的な目的を否定し、「理論的枠組みの提供」という本質的な目的へと議論を深化させている。

【E】について、To put it another wayという独立不定詞を用いて、前の文(成功の条件)の抽象的な内容(神経科学的な妥当性)を、より具体的な言葉(脳構造との一致)で「言い換え」ている。読者の理解を助ける談話標識として機能している。

【F】について、it is precisely this challenge that promises to …という強調構文の中で、挑戦がもたらすであろう輝かしい「結論」・展望(深い人間理解)を示し、議論を肯定的に締めくくっている。困難な挑戦が持つ価値を強調することで、文章全体の論旨を完結させている。

【解答のポイント】

正解の論拠として、設問1では各不定詞の統語的位置から用法を正確に判定する。設問2では「目標→手段→再定義→条件→言い換え→結論」という論理の流れを把握し、各不定詞がその流れの中でどのような役割を担っているかを説明する。

誤答の論拠として、設問1で用法の判定を誤る(特に【E】を副詞的用法と認識できない)、設問2で論理構造との関連を説明できない、などが典型的な誤答である。

【再現性チェック】

この解法が有効な条件として、論説文における不定詞の談話的機能を分析する問題全般に適用可能である。特に独立不定詞の標識機能と、不定詞が形成する論理構造の把握が重要となる。

【参照】

[M11-語用] └ 独立不定詞と論理展開の標識機能

[M11-談話] └ 不定詞が担う論理関係の談話的機能


体系的接続

[M12-統語] └ 動名詞・分詞の統語的特徴との比較分析により、準動詞全体の体系的理解を深化させる

[M06-意味] └ 時制とアスペクトの知識を統合し、不定詞の時間的関係をより精密に分析する能力を強化する

[M15-談話] └ 接続詞と文の論理関係を不定詞の論理機能と統合し、文章構造の把握能力を向上させる

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