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中央大学 試験解説 法学部:2022年度 国語 現代文

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はじめに現代文の基本姿勢として2点のポイントを紹介しよう。
 一点目は、客観的に読む、ということである。これは、あなたの意見や主張は聞いていない、ということであり、同時に出発点でもある。文章を読んで次の問に答えよ、というような文言で始まる現代文科目においては、回答、その全ての根拠を本文中より抽出しなければいけない。また巷で聞く、現代文を実力ではなく運、とする主張は、筆者と回答者の間にある主張の距離によるものである。これが近ければ点数は上がり、遠ければ点数は下がる。そういう意味で、学習を放棄した者にとっては運によって点数の上下する対象として映るのかもしれない。
 二点目は、採点基準より逆算する、ということである。これは、採点基準に沿って回答する、ということである。試験というのは、解く(採点)するために作られているのだから、そこには必ず採点の基準が存在する。採点基準を意識した学習を積み・回答をすることで、得点を伸ばすことが可能である。また、この基本姿勢は、他の教科でも同様に当てはまるものである。例えば、数学においては回答指針を示すことによって同じ計算ミスでも得点が変わることがあったり、英語において文法知識の確認が不明と理由で「意訳」による減点・不正解、がこれにあたる。

目次

問一:漢字

省略

問二:内容説明(選択)

 あまり見ないタイプの問題。「知性」についての記述を本文全体より断片的に抽出し、回答することになる。「知性」というテーマに限定された内容一致問題と考えると分かりやすいかもしれない。また、テーマ宣言系の傍線部を除き、設問の順番で回答ができるようになっているが、この設問は適用できないことに注意したい。

 選択肢の該当場所自体は本文表現の割合が高いことから、迷わずに特定することが可能であろう。

解答

D:人間の知性には、環境を取り入れ、それに対応するだけでなく、自然から離れて内的な世界を展開する能力という、もう一つの定義が可能であり、集団、民族、国家を結びつける絆は一種の「フィクション」であると言えるが、人間がそれらに動かされることで巨大な社会が構成されることになった。

問三:空所補充(選択)

 修飾関係より、「個々のパンデミックに有効に対処し、阻止するための条件」が空所の内容であることが分かる。また、少し前に戻るとパンデミックへの対処として短期対策と長期対策の二つに分けられることが分かる。空所に入るのは短期対策の方である。

解答

A:パンデミックに強い社会体制の整備

問四:内容説明(選択)

 傍線部がテーマの切り替わり部分に引かれていることに注目し、傍線部以後に回答根拠があると予測したい。
 傍線部の「変えてきた」とあるので、何から何が変更されたのかに注意して読み進めたい。回答根拠としては次の段落まで含まれる。

解答

E:未知の要因が働く環境危機への対処では官僚の前例主義や政治家の経験主義は無力であるため、確証された知識は限られて学説間の対立もあり、しばしば誤りを犯すとはいえ、対策は科学者の知見に基づくしかなくなるので、科学者の知見を政治家も重視せざるを得なくなった。、

問五:理由説明(選択)

準備中

解答

A:医学者たちは専門的知見に基づきコロナウイルスによる被害が大きくならないように事前に阻止する努力をしたが、コロナウイルスは自然選択の過程で高い合目的性を獲得したスマート・ウィルスと言え、事前的合目的性の観点からではウィルスにうまく対応できなかったから。

問六:内容説明(選択)

準備中

解答

B:人間の知性には「恣意性」、自然から離れて内的な世界を展開する能力があるため、集団、民族、国家を結びつける絆という「科学的」根拠のない「フィクション」によって動かされ、絶対権力者に従う時代よりも個人が自律して自己統治するとされる近代の方が気づかずに操作されやすくなる。

問七:内容一致(選択)

準備中

解答

ア:A イ:A ウ:B エ:A オ:B

1 2
MARCH
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