基礎体系
次に出会う文章を解けるように
- 解くために作られる試験問題は、客観的な採点基準が用意されている
- 全体を俯瞰して読むことで、何が問われ、何を答えるのか、見えてくる
- 「背景知識」や「教養」で誤魔化さず、本文に依拠することで誤答を防ぐ
次に出会う文章を解けるように
▼過去問の入手はコチラから▼
知識問題のため、解説は省略
a:オ、b:ウ
傍線部直前の指示語「そうした」に注目し、内容を特定する。
概ね内容は、詩は人間の心に古くからあり、個人の心を超えて、人類の記憶として受け継がれている。」、となる。「個人の心を超えて」が抽象化の表現。
イ
知識問題のため、解説は省略
ア
引用されている内容は、
選択肢と対照させれば、問題なく解けるだろう。
オ
空所に続くXに関する説明を参考にする。
本心をつかまぬ
傍線部の前後に説明がなされている。例えば、以下の通り。
ただし、これだけで回答することはできない。選択肢を確認すると分かるが、回答根拠は本文全体から探さなければならない。そうした意味で、傍線部付近から同等の表現を探しだして回答するような作業は求められなく、「詩の書き方」、というテーマに即した「読む能力」が求められていると言ってよい。
イ
標準的な内容一致問題である。
間違えるようであれば、本文の全てをノートに書き写し、読み飛ばしがないか確認するといい。
ウ
私立大学における現代文の記述問題は、凝った回答を考える必要はない。最低限、テーマに沿って抜き出せるようにしておきたい。場合によっては、若干、表現を考える必要があるが、特段難しいものにはならないだろう。
今回の問題では、「コトバ」がテーマである。言葉ではない、という点に注目したい。「コトバ」の修飾関係から内容を定義し、特徴を抑えて繋げれば、合否に大きく影響しない程度の得点は期待できるだろう。
詩の原型となる、無意識的に次々と生み出される、未だ言語化されていない潜在意識。
(三十九字)