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空所に入る接続詞を答える問題。英語であれば、ディスコースマーカ(談話標識)という名称で一分野化し、学習することもあるだろう。しかし、日本語とりわけ現代文においては、あまり詳しく学習しないように感じる。補足的に説明すると、前後の関係性を見極める印(標識)として理解いただきたい。
甲について、「俳句は感動から出発する表現ではない」(甲)「さきの②の立場が俳句」、という関係である。②は、表現して感動を探す、という内容である。つまり、「感動から出発する表現ではない」と「表現して感動を探す」の関係性を表す接続詞を選択する。
乙について、乙以降で「感動から出発しないことは近代的ではない」と述べられている。ここでは、「そもそも俳句が近代的か否か」と「近代的ではない」という関係性を表す接続詞を選択する。俳句自体は近代的なものとみなされている、近代の中心は①である。ただ、俳句の立場は②、という状況。
丙について、これは容易に解答可能だろう。本来であれば俳句は近代的なものであるはずなのに、近代的ではない特徴を持っている。この特徴と批判の関係性を解答する。
ロ:甲 つまり、乙 でも、丙 だから
まず、傍線部の内容説明問題であるから傍線部の内容を確認する。題詠については、傍線部の直後に説明があり、「お題が出て、そのお題に応じて歌(俳句)を詠むこと」と理解できる。
解答に必要な段落は、傍線部Cの含まれる段落の前の段落。ここに題詠についての考え方が示されている。
まず、傍線部の内容説明問題であるから傍線部の内容を確認する。題詠については、傍線部の直後に説明があり、「お題が出て、そのお題に応じて歌(俳句)を詠むこと」と理解できる。
解答に必要な段落は、傍線部Cの含まれる段落の前の段落。ここに題詠についての考え方が示されている。
ニ:俳句における題詠は、個人の感動から出発するという近代文学のあり方とは違うものの、俳句には表現すら感動するという独特のあり方があると主張している。
傍線部直前にある、「題詠の伴う遊び的な要素を嫌い、感動をうたう詩型としてひた走ってきた」、とあるので、より感動を表現する近代型のものへと変化していったことが窺える。
イ:短歌には長い伝統があるが、近代になって題詠が根本的に否定されることで、本物の個人の感動ということを重んじる近代的側面が重要視されたということ。
まず、虚構、とは何か、という認識が重要である。他の設問解説でも述べているかもしれないが、現代文は傍線部の意味解釈が重要で、出発点はそこである。特にこの問題は、文中における虚構の意味、がわかれば、ほぼ正解である。といっても、傍線部直前に、日常の言葉とは違う、という修飾表現があるので、あまり深く考える必要はないのかもしれない。
傍線部Cの次の段落に、日常の言葉ではない五七五音の形式は違和感が際立ち、その違和感が日常を新鮮にする、と記述されている。また、日常の言葉ではない五七五音の形式の生み出す世界観が虚構の世界である。
ハ:五七五音の形式で日常とは別の世界を作り、その表現から感動を楽しむもの
省略
まず、傍線部・設問の解釈からはじめる。大まかな意味解釈としては、「雅号をやめて本名だけにしてしまうことが〈自己の確立〉ではないのに、〈自己の確立〉だと錯覚してしまう。」、となる。キーワードは、「本名か雅号(仮面)」、「自己の確立」、の2つである。
「本名か雅号(仮面)」については、入試現代文の頻出テーマである。本文であれば親切に仮面という表現が用いられている。雑に言えば、帰属組織ごとに仮面を被り、その帰属組織ごとにあった立ち振る舞いをするというもの。「自己の確立」については、本文中では、しっかりとした自己を持つこと、程度にしか書かれていない。セルフブランディングやアイデンティティの確立、とイメージできれば良い。
解答のアプローチとしては、筆者は傍線部以後の段落で感動の表現に様々な仮面による様々な自己を取り入れるべきと考えており、それを外して一つの本名を唯一の自己のとして表現することは、自己の確立ではない、としている。厳密には最終段落まで読み込まなければ分からないようになっているので、消去法で解答することをオススメする。
ハ:仮面としての雅号のあり方を考えず、本名の自己の感動を表すことでしか近代的な自己確立がありえないと考えてしまったということ。
文章構造が理解できているかが問われている問題。空所のある段落は、雅号の有無による効果についてまとめの段落である。空所前後より、雅号を用いることと空所の内容が対比されていることが分かるので、本名を用いる系の語句を見つければ良い。
作者中心主義
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