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「魚衣皮」を定義する問題。文章を読む上での導入作業を大学側が手助けしてくれているとも取れる。
一段落目では、テーマの大枠について語られており、次の段落では別の話題へと変更されているので、回答根拠は傍線部の含まれる段落から見つけ出すことが可能であると考えることができる。
回答の検討に入ると、本文と選択肢とで抽象・具体の情報階層が異なることに気づくてあろう。この問題は、本文の個別具体的な内容から抽象化された選択肢を選択する、問題なのである。
イ:人と自然界の動物は姿形こそ異なるものの、皮を着脱することを通じて互いの世界へ入り、同じ命ある存在として交流していると考えられるから。
前の設問と関連する設問。「魚衣皮」の果たす役割について問われている。
皮のウチとソトで世界が変わることが読み取れるので、これが解答根拠となる。
ハ:境界面
空所を含む段落から*印前の段落前の計三段落が解答根拠の該当箇所。テーマの切り替わる最初に空所があることから、よく予備校や参考書で指導される、抽象から具体、の抽象部分に該当する。そして抽象は具体部分で説明が行われるので、その箇所を解答根拠として抽出する。
ニ:B反転、C循環
前の設問と関連する設問。回答内容は同じ。二つの空所を具体化された内容を選択肢の中から選べば良い。
ロ:剥ぎ取られた皮は生き物の死を意味するが、生死と彼我が入れ替わる境界と捉えるならば、皮を脱ぎ新たな生を得る過程とみなせる。
前の設問と関連する設問。回答内容は同じ。皮に対する一連の動きが意味するものを答えれば良い。
ニ:生命的なものの増幅
大前提として筆者の解釈とあるが、筆者以外の解釈がないので、本文中での解釈を抽出すればよい。
イ:多くの生き物が生まれては死ぬ自然の生命の連続ていな営みを文様として表現することで、生死の循環を生み出すことができる。
準備中
分節されない世界
ヨーロッパとシベリアについて、それぞれ区別して本文を確認すればよい。このタイプの問題は本文に書いてある/書いてない、という基準で回答すると誤答することが多くなる。
ロ:ヨーロッパでは、皮衣が人間の自我を表象する皮膚と見なされる。
早稲田大学としての難易度で考えるならば非常に簡単な問題であると考えて間違いない。おそらく、実際に合格した人の多くは各1問ミス程度で、全問正解も珍しくないだろう。
特徴的なのは、生活上の身近な内容でもないので、背景知識で解く、ことの難しい問題であるように感じる。そういう意味では、現代文そのものを学習している人を対象に試験しているような印象を受ける。
この傾向は今後も続くと思われるので、抽象性が高い文章に試験で初めて触れた時に解けるような対策、は一層重要性を増すであろう。
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