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はじめに現代文の基本姿勢として2点のポイントを紹介しよう。
一点目は、客観的に読む、ということである。これは、あなたの意見や主張は聞いていない、ということであり、同時に出発点でもある。文章を読んで次の問に答えよ、というような文言で始まる現代文科目においては、回答、その全ての根拠を本文中より抽出しなければいけない。また巷で聞く、現代文を実力ではなく運、とする主張は、筆者と回答者の間にある主張の距離によるものである。これが近ければ点数は上がり、遠ければ点数は下がる。そういう意味で、学習を放棄した者にとっては運によって点数の上下する対象として映るのかもしれない。
二点目は、採点基準より逆算する、ということである。これは、採点基準に沿って回答する、ということである。試験というのは、解く(採点)するために作られているのだから、そこには必ず採点の基準が存在する。採点基準を意識した学習を積み・回答をすることで、得点を伸ばすことが可能である。また、この基本姿勢は、他の教科でも同様に当てはまるものである。例えば、数学においては回答指針を示すことによって同じ計算ミスでも得点が変わることがあったり、英語において文法知識の確認が不明と理由で「意訳」による減点・不正解、がこれにあたる。
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年度 | 教科 | 科目 | 配点 | 受験者平均点 | 合格最低点 | |
2023 | 外国語 | 英語 | 50 | 130 | 20.930 | 78.92 |
国語 | 40 | 22.378 | ||||
地歴・公民または数学 | 日本史 | 40 | 17.879 | |||
世界史 | 27.868 | |||||
数学 | 15.472 | |||||
2022 | 外国語 | 英語 | 50 | 130 | 24.159 | 89.451 |
国語 | 40 | 28.945 | ||||
地歴・公民または数学 | 日本史 | 40 | 21.870 | |||
世界史 | 25.015 | |||||
数学 | 11.753 | |||||
2021 | 外国語 | 英語 | 50 | 130 | 19.404 | 78.62 |
国語 | 40 | 24.158 | ||||
地歴・公民または数学 | 日本史 | 40 | 23.097 | |||
世界史 | 23.074 | |||||
数学 | 18.311 | |||||
年度 | 試験科目 | 配点 | 受験者平均点 | 合格最低点 |
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省略
空所を含む一文が回答根拠となる設問。因果関係の結果に相当する部分が空所に当たるので、その原因に相当する部分が文の前半である。
簡単に解釈すると、好きな情報だけを取得し、そうでない情報は拒絶するような状態。つまり、志向を同じする者が集まり、志向を異なる者が離れるのである。この志向性をグループと考えると分かりやすい。
ハ:分断
「期待」と「幻想」が指す内容把握が重要である。
文章の流れとしては、期待→幻想(傍線部)となるので、期待を考える上では四段落まで戻る必要がある。幻想については、直前部を読めばよい。
ロ:SNSが民主化運動を後押しした事例がある反面、SNSが他の意見や見方を排除する方向で機能することで情報の偏向を生み、強権的なグループの台頭を許すことにつながったから。
「皮肉なことに」とは、期待に反して、の意。
大統領選挙に係るSNS関する一連の出来事を読み取ることで回答できる。
ホ:ツイッターやフェイスブックといった、一定の企業が提供するネット媒体を駆使して二〇一六年のアメリカ大統領選挙に勝利し、その後もそれらの媒体を利用して支持層を引きつけ続けてきたドナルド・トランプが、まさにそうした企業によって「アカウント停止」という憂き目を見ることになったから。
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ニ:一般意志2.0に残っている人で、どう鎮圧するか決定することになるだろうが、その”決定”に対してさらに反抗する人が出てきたら…。
ホ → ハ → ニ → ロ → イ
傍線部を含む段落の内容理解を問う問題。
本文表現に惑わされず、内容から選択肢を注意深く検討しなければならない。あえて、誤答を誘っているのだろう。
ニ:「民主主義」が、治者と被治者の同一性を意味する限りにおいて、治者の意志と被治者の意志は究極的には同一となるのだから、被治者である個々人の意見や価値観が微細な点において相違することがあっても、それは取るに足らないものと見なされるから。
空所と前文が同義であることに注目する。
欲望自体が同調するようにコントロールする、が空所に入る内容である。
ロ:AIは民衆の意志を汲み取るというより、創り出すようにする
具体例から抽象化する問題。具体例は、特定の場所での携帯電話の使用を防止する妨害電波、若者がコンビニの前に集まるのを防止するモスキート。サウンド、である。この内容から、少数派を強制的に多数派の動きに変更させる、ということを理解する。
ホ:矯正
珍しいタイプの問題。抽象命題から具体例を導出する。
ポイントは、自分たち(多数派)の意見を少数派に押しつけながら、それが「彼ら」のためになる、という部分。これを抽象命題とし、前半と後半とに分け2つの要素を含む選択肢を選べばいい。
イ:社内でたばこの煙を嫌う社員が多数派を占めるに至ったため、「喫煙することはあなたの健康を害します」とのスローガンのもとに、社内を全面禁煙とすることにした。
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イ:SNSの発達は、誰もが自主的に世界中の情報を検索・収集して議論を戦わせることを可能にしたことから。グローバルなレベルで民主主義の発展が期待されたが、実際には選択する情報には偏りが生じており、”私の意見”ではなく”いかにも私のものであるかのような意見”を他人任せで決めてもらっている状況に過ぎない。
早稲田大学クラスになると、本文と選択肢とで表現が異なる形式が採用されている。そのため、本文を全く読んでない人は完全に感覚に頼り切った回答となり、合格難易度は格段に跳ね上がることになる。文章構造、対比・因果、抽象・具体、といったテーマで読めているか、傍線部解釈・選択肢検討はできているか、その完成度を日頃から高めていくことが重要である。
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