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中央大学 試験解説 6学部共通選抜:2022年度 国語 現代文

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はじめに現代文の基本姿勢として2点のポイントを紹介しよう。
 一点目は、客観的に読む、ということである。これは、あなたの意見や主張は聞いていない、ということであり、同時に出発点でもある。文章を読んで次の問に答えよ、というような文言で始まる現代文科目においては、回答、その全ての根拠を本文中より抽出しなければいけない。また巷で聞く、現代文を実力ではなく運、とする主張は、筆者と回答者の間にある主張の距離によるものである。これが近ければ点数は上がり、遠ければ点数は下がる。そういう意味で、学習を放棄した者にとっては運によって点数の上下する対象として映るのかもしれない。
 二点目は、採点基準より逆算する、ということである。これは、採点基準に沿って回答する、ということである。試験というのは、解く(採点)するために作られているのだから、そこには必ず採点の基準が存在する。採点基準を意識した学習を積み・回答をすることで、得点を伸ばすことが可能である。また、この基本姿勢は、他の教科でも同様に当てはまるものである。例えば、数学においては回答指針を示すことによって同じ計算ミスでも得点が変わることがあったり、英語において文法知識の確認が不明と理由で「意訳」による減点・不正解、がこれにあたる。

目次

問一:漢字

省略

問二:内容説明(選択)

 この空所補充については、そもそも空所を埋める用語が分からないと話にならない。そのため、設問では*印以下から抜き出すよう指示されているが、この限定を排除して、内容について考えることが重要である。

 すると、「結末」や「終わり」という単語に目がいくだろう。恋愛物語における「結末」や「終わり」に相当する表現をぬj気だせば良い。

解答

C:近代社会における「自由」は、自分の存在を「自己」の所有物とみなすことと不可分である。

問三:内容説明(選択)

省略

解答

D:自分の思うままに行動できる自由の前提として、自分自身も含めた自分の所有物が他から勝手に侵されることがないという約束事が存在した。

問四:内容説明(選択)

 この設問については、二つのステップを踏む必要がある。

 最初のステップは、空所を含む段落と前段落から調査結果の内容把握である。空所を含む段落では、空所dが減少したことを示しているが、それが具体的に何なのかは書かれていない。この減少した内容について、年代と前段落と照応し確定する必要がある。すると、空所dの内容が「結婚、別れ・失恋」であることが分かる。

 次のステップは、「結婚、別れ・失恋」を重視する恋愛物語とはどういうものか、を確定させることである。この内容が空所dである。

解答

B:資本主義の擁護者の批判者も、身体の本来的な所有権が各人に帰属していることを前提にしているということと、所有は単に所有物と所有者個人の問題ではなく、人々の間の相互承認によって発効する権利関係だというっこよ。

問五:内容説明(選択)

 この設問は、この設問を解くための追加的な作業を必要としない。

 傍線部の「死んだことになる」に注目したい。これは、何かが無くなったということである。ただ、直前の内容から、恋愛物語に対する変化が読み取れるので、全時代から消失内容を選択肢から選べば良い。

解答

C:契約を交わすことで、一時的であっても個人が別の個人の人格と代われるようになった。

問六:空所補充(選択)

 挿入する文が「つまり」で始まるので、前文とのイイカエである。そのため、空所直前部と挿入文が同じ内容になっている空所を選択すればよい。

解答

C:記憶

問七:内容説明(選択)

 傍線部初めの指示語の指す前段落の内容や全ての選択肢の前半部分から分かるように、九◯年代以降の恋愛物語は「結末」より「プロセス」を重視するように変化したもの、である。この変化がポイントで、変化の結果、どのような差異が生じたかが重要である。

 また、この設問に関しては、直接的な文言は本文中に記述されていないので、内容から選択する必要があることに注意したい。そういう意味では難易度は高いかもしれないが、内容把握という観点から見れば、特段に難易度が高いわけではない。本文を読んで解答する型を身につけていれば、試験会場での様々な精神負荷状態の中であっても、正答へ辿り着けるものである。

解答

E:自分自身を所有対象とみることで、自己存在の持続的なありようへのこだわりが薄れるから。

問八:内容一致(選択)

 さほど難しい内容ではないので、実際の試験を考えれば読み返さずに回答したいところ。読み返すにしても、選択肢からキーワードを抽出し、ピンポイントで読みかえせるようにしたい。もし、どこに書いてある内容か検討もつかないのであれば、読み込みが甘いと言わざるを得ない。

解答

B:身体の自己所有という考えにもとづいたジョン・ロックの労働所有論は、私有財産を自由に処分できる権利の歴史的原点とみなされている。

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MARCH
関関同立

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