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早稲田大学 試験解説 2018年度 法学部 国語 現代文

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 はじめに現代文の基本姿勢として、二点のポイントを紹介しよう。

 一点目は、客観的に読む、ということである。これは、あなたの意見や主張は聞いていない、ということである。また、同時に出発点でもある。文章を読んで次の問に答えよ、というような文言で始まる現代文科目においては、回答、その全ての根拠を本文中より抽出しなければいけない。また巷で聞く、現代文を実力ではなく運、とする主張は、筆者と回答者の間にある主張の距離によるものである。これが近ければ点数は上がり、遠ければ点数は下がる。そういう意味で、学習を放棄した者にとっては運によって点数の上下する対象として映るのかもしれない。

 二点目は、採点基準より逆算する、ということである。これは、採点基準に沿って回答する、ということである。試験というのは、解く(採点)するために作られているのだから、そこには必ず採点の基準が存在する。採点基準を意識した学習を積み・回答をすることで、得点を伸ばすことが可能である。さらにいえば、試験中に採点基準をイメージし、回答できるようにしたい。採点基準は、模試であれば解答・解説の冊子に記載されているし、入試であれば(東大をはじめとする難関大に限られるが)各予備校の解答速報より共通項を探ることで確認できる。
 また、この基本姿勢は、他の教科でも同様に当てはまるものである。例えば、数学においては回答指針を示すことによって同じ計算ミスでも得点が変わることがあったり、英語において文法知識の確認が不明と理由で「意訳」による減点・不正解、がこれにあたる。

基礎講座

 いわゆる「授業」に該当する記事を、「基礎講座」として扱っています。過去問解説では、どうしても一対一の対処療法的なものになってしまいます。その点、「基礎講座」では体系的に受験レベルの基本情報を扱います。

 大学受験に際する情報を全て暗記すると膨大ですが、知識の使い方を応用することで、覚えるべき情報は減らすことができます。「基礎講座」では、本質を抑えることで、最小の情報で最大の効果、を目指しています。ぜひ、科目に対する基本知識の習得にお役立てください。

目次

得点状況と分析

得点状況

年度教科科目配点受験者平均点合格最低点
2018外国語英語6015033.33891.745
国語5027.427
地歴・公民または数学日本史4023.679
世界史24.331
政治・経済26.686
数学161.149
2017外国語英語6015030.48788.995
国語5026.793
地歴・公民日本史4026.435
世界史27.356
政治・経済27.209
2016外国語英語6015029.82988.995
国語5027.522
地歴・公民日本史4025.147
世界史26.347
政治・経済26.650
年度試験科目科目配点受験者平均点合格最低点

分析

 合格最低点は標準化後ではあるが6割程度、一方で、科目別の受験者平均は5割から6割程度、これを踏まえると、目標点は65%から70%である。
 早稲田大学法学部の現代文は、私立大学では類を見ないほどに本格的な現代文を課している。求められる能力は、旧帝大と同等である。本格的に文章構造を解析するような学習を心がけていく必要がある。そういう意味で、一般的な私文や難関国立大以外を志望する受験生が合格するのは、非常に難しいかもしれない
 練習問題として、東大や京大、一橋、阪大、のような本格的な記述問題を解くことをオススメする。本文表現がそのまま正答になるような現代文は、レベルが低すぎるので、当該学部のような難しい問題へ向けた対策としては一切機能しないことに留意しておきたい。

(三)

問十二

知識問題のため省略

問十三

 まず、接続詞について把握しなければならない。そして、把握する内容は、前後の関係性、である。

それゆえ:原因ーそれゆえー結果
ところで:話題の転換
にもかかわらず:逆説(一般的に当然とされる事柄に後続)
むしろ:比較の強調
もちろん:一般的に当然とされる事柄が後続する。逆説に注意

解答

a:ロ、b:ニ、c:ホ、d:ハ

問十四

 道具と私の関係を、「」の表現から答える問題。表現系(比喩など)は難易度が高いので、私文は厳しいかもしれない。

 提示した要素(道具、私、「」表現)を定義していくことが重要。これは、該当箇所を文中から見つける程度でよい。
 さらに、関係性を示す該当箇所も見つけられるとよい。

 受験生がすべきは、本文中と選択肢の表現の差を補う作業である。難関国立大学の場合は必須であるが、私立の場合は難関大であっても一部の問題に限られる。また、この問題は難しい部類には入らない。

解答

問十五

 「設備補完技能」の理解度を問う問題。選択肢の表現が本文中の表現と乖離していることから難しく感じるかもしれないが、文意をベースに丁寧に読み進めれば、さほど難しい問題であることが分かる。

 文意を確認すると、「技術は自己完結的に運用・稼働するのではなく、人間の補完によって達成される」、という程度の内容を把握できる。
 この内容を踏まえると、1.双方が一方のみで存在することができない、2.補完関係である、の2点を含む選択肢を選べばよい。また、現代文の必須項目であるが、本文中に書いていないことに十分留意する必要がある。

解答

問十六

 まず、傍線部解釈を行う。

遡及的

知識として知っている必要はないが、類推できるようにしておきたい。

単発的

「単」に着目して、一つであること、と分かればよい。

 すると、「技術は支配的な発展が完成すると、それまでの様々な発展過程はなかったことのようにされ、さも最初から、その支配的発展を直線的(一つの発展過程を辿ってきたよう)に遂げたように、錯覚する。」、というように解釈できよう。

 この問題は、選択肢を参考に比較や消去法ではなく、積極的に回答をしていきたい問題。

 余談ではあるが、こうした支配的な発展が完成した形態を「ドミナント・デザイン」という。

解答

問十七

 受け手によって価値が変わるという意味。

 大学で行われるマーケティン系の科目では、しばしば扱われるテーマである。
 例えば、冷蔵庫の価値は何であろうか。多くの人は「食べ物を冷やす」ことを機能として挙げるだろう。しかし、殺人犯は「死体の死亡推定時刻を偽装する」ことを目的に使うかもしれない。つまり、製造者の意図に関わらず、最終的な価値決定者は消費者(使用者)によるものなのである。これを、概ね「価値共創」や「サービス・ドミナント・ロジック」と言う。
 今回の本文の内容に照らし合わせれば、ある技術の受け手が政治性と関連づけて、評価を下すと言うことである。ただ、こういった内容を背景知識ではなく、本文中で類推できるようにしておくことが重要である。
 

解答

問十八

 「技術の中立性」と「技術の政治性」の関係を問われているのだから、まず、双方の意味を明確にしなければならない。とりわけ、「中立性」と「政治性」の具体化である。

 「中立性」とは、様々な外圧から独立していることである。つまり、「技術の中立性」とは、技術自体があらゆる外圧を受けずに存在していることである。
 「政治性」とは、政治的側面を内包しているということである。つまり、「技術の政治性」とは、技術自体に政治的側面が内包されていることである。

 つまり、技術というのは中立性といいながらも、社会的文脈から切り離すことができない以上、中立的(独立的)に存在すること難しく、さらには、その影響は人々の生活様式を規定する要因として機能することから、政治性をも内包しているよいうこと。

 この程度の情報処理を行なった後に選択肢を見ると、迷わずに回答できるだろう。

解答

問十九

 問十七の解説を参照ください。

解答

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